2021年3月度の投資結果報告です!
今年は年初から堅調な相場が続いていましたが月末にかけて不安定な動きになってきました…
今月は決算を受けて売却した銘柄が一つ、また追加で購入した銘柄が三つあります。では3月度の報告をどうぞ!
3月の市況振り返り
3月のダウ平均推移は以下の通りでした。
※本記事のチャートはすべてTradingViewより作成しています

月初から月末にかけて堅調でした。ただ一方でハイテク株で構成されるナスダックや中小株指数のラッセル2000が弱かったです。
ナスダックのチャートが以下の通り。

月初から大きめの調整が何度か入っていますね。
月初の下落は主に長期金利上昇によって相対的にハイテク株の割高感が強まり売りにつながりました。月末の波乱は以下のニュースによるものと思われます。
ビルフアン氏が代表を務める米アルケゴス・キャピタル・マネジメントが多額のマージンコール(日本でいう追証)を解消するためにポジションを売り、それによって様々な金融機関が何百億という損失を計上しています。
金融破綻につながるまでの影響はまだないと思いますが、まだ全貌が明らかになっておらず今後の展開にも一応注視しておきたいです。
現在の米国株損益状況を公開
現在の米国株ポートフォリオ
ではここからは私の米国株損益報告に移ります。
3月末時点の損益状況は以下の通りでした。

直近の決算が悪かったGANを含み益のあるうちに売却。そして新しくASAN、WISH、Uを追加で購入しました。
どれも売上が前年比+50%以上の割合で成長している企業であり、それぞれのビジネスに可能性を感じて長期目線で追加しています。
ポートフォリオバランス
ポートフォリオのバランスはこんな感じ。

保有銘柄は全部で9銘柄になりました。
ほぼ均等な割合で上手く分散できているように見えますが、銘柄の中身を見ると成長株にかなり寄せています。
また個人的には以下の記事で紹介している通り、10銘柄は少し多すぎかなと思います。米国株はまだ日本株ほど慣れ親しんでないのでしょうがないですが、最終的には自信のある3,4銘柄に絞っていきたい。

今月の気になる銘柄
今月ご紹介する銘柄は私が新規追加したアサナ($ASAN)という銘柄です。
この会社のサービス概要は下記の通り。
アサナは、ソフトウェア会社である。日常業務から部門横断的な戦略的イニシアチブまで、チームが仕事を結集するのに役立つ業務管理のためのプラットフォームを提供している。マーケティングキャンペーンの企画、プロセスの合理化、販売の管理、製品立上げの管理に役立つものである。また、プロジェクト管理ソリューションやワークフロー管理ソリューションも提供している。
ざっくり言うとチームビルディングのためのアプリを提供するSaaS企業です。日本で言うとサイボウズなんかが近いと思います。
こんな感じで各人が持つ目標、ポートフォリオ、プロジェクト、タスクなどが可視化でき、仕事において必要な様々な情報を共有できます。
出典:ASAN IR資料より
四半期の業績推移がこちら。
出典:マネックス銘柄スカウターより
直近の本決算も前期比50%以上の売上成長率を達成していますが、市場では低く評価されていたため購入に至りました。
コロナでの追い風もあると思いますが、状況が終息しつつある現在でもこの成長率。そして何よりの強みはZoomやtwitter等の大口顧客が定着していることです。
年5万ドル以上支出する大口顧客数は前年比92%増で、特に上位10社の顧客からの収益はQ4’21に前年比3倍以上に増加したとのことでした。
このコロナ禍で仕事の在り方が激変している中で、ASANのサービスがどのように成長していくのか楽しみです。
まとめ
去年はコロナショック後、大きな調整もなくアゲアゲムードでしたが今年は打って変わって不安定な相場が続いています。
特にハイテク株をメインで投資されている方には最近の地合いは難易度が高く感じるのではないでしょうか。
私も成長株をメインで投資しているためある程度の下落は受け入れる構えです。短期的な値動きでなくその企業が将来どう成長していくかに焦点を当てて、長い目線で投資できればと思っています。