この記事では私が運用している米国株の2021年7月投資結果報告をしています。
7月は昔からの保有株であるPINSが決算で大暴落しました(´;ω;`)
ポートフォリオでも結構な割合を占めていたので大損害です。そんな米国株損益報告をどうぞ!
7月の市況振り返り
7月のダウ平均推移は以下の通りでした。
※本記事のチャートはすべてTradingViewより作成しています

7月は中旬に大きな下落がありました。
特に目立った材料はありませんが、ここにきてコロナのデルタ株による感染拡大が再び進行しています。

市場はすでにコロナ後の世界に向かって材料を織り込んでいると思いますので、ここで再度コロナによる経済活動の停滞が始まれば株価も敏感に反応するでしょう。
急落後は何もなかったように戻していますが、8月にかけて出来高の薄い夏枯れ相場に突入していますので市場の急変には注意が必要です。
現在の米国株損益状況を公開
現在の米国株ポートフォリオ
ではここからは私の米国株損益報告に移ります。
7月末時点の損益状況は以下の通りでした。
全体の資産額では前月比-841ドルで1.6%の減少となりました。
概ね保有株は堅調ですが一つ大きなマイナスを叩き出している銘柄が…
何を隠そう冒頭で紹介したPINSです。この銘柄は2年ほど保有しており順調に含み益を積み重ねて来ていたので、ここで-30%程の暴落はかなり痛いです。
主な原因は第2四半期決算でのアクティブユーザー数が思わしくなかったため。また後で振り返りたいと思います。
ポートフォリオバランス
ポートフォリオのバランスはこんな感じ。
ASANは今月も続伸で、PINSの後退もあってついにポートフォリオの4分の1を超えてきました。株価が上がり続けるのはうれしいですが、その分急落によるポートフォリオへの影響も大きくなるので複雑な心境ですね( ̄▽ ̄)
ピンタレストの2021/2Q決算について
今回は7月度の大きな下落要因となったピンタレストの2021年2Q決算をピックアップしたいと思います。
会社から出ている投資家向けの概要(Slide Presentation)は以下の通り。
売上は前年の2Qと比べて全世界で125%、米国内が+107%、それ以外の海外が+227%と上々の数字。
これだけ見れば暴落につながるような決算には見えません。
肝心なのが月間アクティブユーザー数(MAU)。
全世界では+9%ですが、米国内が-5%と減衰していることが分かります。月間アクティブユーザー数は将来の売上に直結する数値なので、この米国内での勢いの衰えが決算後の株価暴落につながったと言われています。
個人的にまとめているこれまでのMAUの数値と成長率は以下の通り。
うーん、ここまでの下落は2018年の2Q決算時以来ですね、、
まぁコロナが流行り出したの2020年2Qでぐんと成長していたので、その反動ととらえることもできます。個人的には一旦様子見で来期もこの傾向が続くようであれば売却を考えたいと思います。
一方でこちらは一人当たりの売上高(ARPU)の値。
こちらは全世界で89%、米国内でも+103%と上々の成長率。MAUが下がったにもかかわらず売上が大きく伸びていたのは、ARPUが伸びていたからですね。
ARPUはコロナ以後から大きな成長率を記録しています。ピンタレストの画像検索からの各ECサイトへの誘導がうまく機能しているようです。
ただやはりユーザーあっての売上なので、MAUの減衰は注視したいところです。
まとめ
7月は全体では微減だったものの、銘柄ごとに見ていくと結構上下が激しい月でした。
1銘柄で-30%以上下落しているにもかかわらず、全体では-1.6%の下落に抑えられたのは分散投資の賜物と言えますね。
一旦暴落となったPINSですが、売上等を確認する限りまだ希望は残っているように思えるので次の決算を待ちたいと思います。
8月にかけて出来高が少なくふとした悪材料で大きく下落しやすい時期に入ります。株価は史上最高値を更新し続けていますが楽観的にならず常に気を引き締めて挑みたいですね。
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