8月に入り夏真っただ中ですが皆さんいかがお過ごしでしょうか?
私はクーラーのかかった部屋でのんびり在宅勤務…とはいかずに週に何回かは灼熱の通勤路を歩いて会社に通っています(^^;
この記事では2020年7月の米国株投資成績を公開しています。
3月にあったコロナショックもなんのそので、ダウ平均は元の水準まで残り$2,000のところまで、ナスダックに至っては年初来高値を更新する快進撃を続けています。
そんな中、成長株を中心に投資している私のポートフォリオはPINSの爆上げにより7月は大きくプラスとなりました。
そんな市況の振り返りと、私のポートフォリオをお送りしていきます!
7月の市況振り返り
7月のダウ平均推移は以下の通りでした。
※本記事のチャートはすべてTradingViewより作成しています

7月は大きな下落こそなかったものの、出来高も上がらず全体的に様子見の市況でした。
年初から猛威を奮っているコロナウィルスですが、米国や日本での感染者増加は中々歯止めがかからずワクチンも完成しない中、政府がお金をじゃんじゃん配って何とか経済を食い止めているという感じです。
良く知っているブランドが閉店するなどのニュースも流れるようになり、少しずつ不況の魔の手が迫ってきている気がしますね。
これだけ経済が思わしくない中でも株価が堅調に推移している要因の一つにロビンフッドという個別株アプリを利用するロビンフッダーと呼ばれる人々の買い支えがあるとも言われています。
日本で言うとイナゴ投資家ですかね(笑)大体このような投資家の末路は見えているのですが、中々崩れないところを見るとそれだけお金が余っている状況だとも言えそうです。
ただ株価に関しては夏枯れで出来高が少ない中の動きなので、これから出来高が増えてきたときにどちらに向かうのかが注目されます。
ポートフォリオも強気に傾けるのはまだ時期尚早かなと思っています。
現在の米国株損益状況を公開
現在の米国株ポートフォリオ
ここからは毎回恒例の米国株損益報告です。
7月末時点の損益状況は以下の通りでした。

タイトルにもある通りピンタレストが爆上げし、前月比+$1,000以上の含み益となっています。それ以外には特に可もなく不可もなくといった動きでしょうか。
現時点での含み益込みの利益率は+31%となっています。
年初時点での利益率が+15%程度だったので、ざっくり年初来+15%ぐらいのパフォーマンスを記録しています。
ナスダックの年初来が+22%なので、ハイテク株に寄せている私のポートフォリオはその恩恵を全面的に受けていると言えますね。
このITバブルはいつまで続くのでしょうか…
現在のポートフォリオ配分
現在のポートフォリオの配分はこんな感じ。

PINSの株価が上がったので、自然とポートフォリオに占める割合も高くなっております。あまりバランス的には良いと言い難いですね(笑)
もう1,2銘柄ほど成長株を入れたい気持ちがあるのですが、中々米国株の分析がしっかりできていません。
とりあえずは現在保有している銘柄の決算分析を載せておきます。
PINS爆上げの原因は?
ここからは保有銘柄で動きがあったものをウォッチしていきます。先月は各ハイテク株の決算があったので動きの大きい銘柄が多かったですね。
中でも私の保有するピンタレストは決算後に一日で+30%という大暴騰を演じていました。何がそこまで爆上げする要因となったのでしょうか。
2Q決算資料を確認していきます。
売上の推移
まずは売上から確認していきましょう。

全体での収益は前年比+4%といまいちな伸び。
海外は+72%と引き続き躍進していますが、米国内が-2%とマイナス成長でした。PINSの利益構造は広告収入や画像からリンクするショッピングの収入なので、ここでもコロナの影響が出ていると言えそうです。
ただしこの$272Mというのはコンセンサスよりも$21M高い数値となっており、株価を押し上げる要因の一つになりました。
世間が思っているほど利益の落ち込みが少なかったということですね。
月間アクティブユーザー
次にピンタレストのKPIである月間アクティブユーザー(MAU)を確認しましょう。

MAUに関しては大きく成長しました。コロナ自粛で家にいる機会が多くなり、ピンタレストを開くユーザーが増えたと言うことですね。
売上が一時的に落ち込んでもMAUさえ伸び続けていれば、経済が元に戻った際に大きな成長につながることが期待できます。
国内、海外で切り分けた成長率について、推移を観察しているので添付しておきます。

前回のQ419やQ120では落ち込み傾向であったMAUは、今回のQ220で一気に回復しました。全体での成長率(黄色折れ線グラフ)はこれまでの統計の中で最大の伸びを記録しています。
売上はいまいちでしたが、このグラフだけ見るとピンタレストはコロナ恩恵銘柄とも言えるのではないでしょうか。
一人当たり平均売上額
最後に一人当たりの平均売上額(ARPU)です。

こちらに関しては売上成長率と同じく鈍化しています。MAUが劇的に伸びていたのに売り上げが伸びなかったのはこのARPUが下落していたからなのですね。
ただこのコロナ禍の中でも海外でのARPUは増加しているので、今後に期待したいです。
海外、米国内のARPU推移です。

直近は下落トレンドが続いていますね。このブログでの広告収益もかなり下落しているのでコロナの影響と言われれば仕方ない気もしますが、これからの動きにも注意していきたいです。
決算資料を確認した結果、今回の株価を爆上げした要因は「コンセンサスを上回る売上」、「アクティブユーザーの爆増」の2点だったと思われます。
まとめ
7月の米国株損益報告でした!
コロナショック時は大幅にマイナスに落ち込んだ損益も、今となっては年初来高値を更新しており本当に相場に居続けることの大切さを思い知ります。
あの時感情に任せてすべて損切りしていれば今の利益は手に入れられなかったですからね…
つくづく株はメンタルの勝負なのだと思います。
今年はさらに大統領選があり相場が荒れることは必至です。どんな時も平常心を保てるよう自分のリスク許容内でのトレードを心がけていきたいですね。
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私はインデックス投資やETFよりも個別株投資を優先して行っています。その理由について書いてみました。

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