早いものでもう今年も8月が終わり9月に入りましたね!
8月の相場を振り返ると米中貿易戦争の激化や、逆イールドカーブの発生で波乱の連続でした。
今回は現時点での米国株の保有状況と今後の戦略について報告します。
8月の市況
8月のダウ平均推移は以下の通りでした。

Trading Viewのチャートより
8月は割と大きめの下落が続きました。
8月6日・15日・23日付近で2%近くの大きな下落をしていますね。
下落につながった主なニュースとしては以下がありました。
・8月5日アメリカが中国を為替操作国に認定
・8月14日米債券市場で10年物国債が2年物国債の利回りを下回る逆イールド発生
・8月23日アメリカが対中貿易関税のさらなる税率アップを発表
今の市場を左右するのはやはりアメリカと中国の貿易戦争の行方ですね。
トランプ大統領の言動は日を追うたびに過激さを増すばかりで、彼のtwitterでの発言で大きく相場が揺さぶられる状況が続いています。
トランプさんの気まぐれで市場は大荒れです😱🌊
誰か早くトランプさんからtwitter取り上げて‼️ https://t.co/HC5gt9lp6b— はるまき@資産運用ブログ (@harumaki_blog) August 26, 2019
逆イールドカーブの発生や各種経済指標の悪化など、徐々に貿易戦争の影響も景気に表れて来ているので、そろそろ決着をつけてもらわないと景気後退待ったなしの状況だと思います。
トランプさんもその辺りは理解していると思うので、このプロレスが早々に決着することを切に願います。
現在の米国株保有状況を公開
市況の振り返りが終わったところで、気を取り直して現在の私のPFを公開します。
現在の米国株ポートフォリオ

現在は4銘柄を保有しており、特に保有株は前回報告時(8月10日)から動かしていません。
8月末時点の保有株損益合計金額は+613.2$で損益率は+7.5%でした。(売却はしていないのですべて含み益の状態です)
前回の損益合計額は+769.15$だったので、そこから比べると150$ほど下落しています。
あと為替が大きく円高に振れて105円台に突入していたので、100万円分ドル転しました。
やはりLYFTが足を引っ張っている状況ですね…
同じ業種のUBERも8月は下落し続けているので、配車サービス業界には厳しい風が吹いているようです。
次に各個別株の状況を見ていきます。
各個別銘柄の状況
LYFT リフト

8月前半こそは良かったものの、同業種のUBERの決算が8月8日にあり、売上が市場予想に届かなかったことで同社は10%近くの大幅下落となりました。
LYFTもそれに連れ下げする形でだらだらと下落を続けています。
全PFに占める割合もそこまで高くないので、特に買い増しも損切りもせずに行方を見守りたいと思います。
VISA ビザ

こちらは8月6日に市場に伴って大幅下落しましたが、その後は堅調に推移しています。
さすがの安定感ですね。
今後景気後退が来た時にこの勢いを保てるかですが、今やVISAはハイテクセクターでありながら消費者にとって生活必需品のようなものになっていると思います。
景気後退が来たからと言ってカードなしの生活はあまり考えられないですよね。(消費の低迷で決済量は減るかもしれませんが…)
まだまだキャッシュレスの余地も多く残されており、むしろ景気後退が来た時には少しずつ増やしていきたいと考えています。
SQ スクエア

スクエアは8月月初に2Qの決算発表があり、堅調な決算にもかかわらず株価が14%下落しました。
そしてその後も不安定な地合いのなかで株価も低迷を続けています。
こちらはVISAと違ってまだまだ投資を積極的に行い売上を成長させていくフェーズにあります。
今後景気後退が予想されるのであれば、あまり積極的には買いに行けない状態ですね。
とはいえ、足元の決算は堅調でCashアプリなどのサービスも飛躍的に成長しているので、今後も継続して買い増しの機会を狙いたいと思います。
XPO XPOロジスティックス

こちらは乱高下ありながらも堅調に推移。
8月1日に2Qの決算発表があり、前年比減収減益ながらも株価が大きく上昇しました。
ただその後は上下を繰り返して月初の高値水準まで戻ってきています。
XPOの2Q決算の資料を探したのですが、企業が出している文字だらけのIR資料しか見つからなかったです…
これ読むのはしんどいなぁ~。

XPOとVISAは8月の不安定な相場でも堅調に推移してくれました。
やはりハイテク企業から生活必需品へ徐々に資金が移っているんですかね~。
今後の戦略について
実は今後の米国株の戦略について悩んでいます。
以下の記事で書いたように基本的に米国株は長期、日本株は短期~中期で投資していく予定です。

しかし私の投資スタイルは配当などはあまり重視せず、売上や利益が成長を続けている企業に投資するというのがモットーなのです。
これまでのイケイケの地合いならまだしも、今後景気後退が予測される中でこのスタイルを貫き続けて良いものかどうか…
少なくとも長期投資を前提にしている米国株は消費財などのディフェンシブセクターを取り入れていくべきでは?
とそんなことを考え始めています。
ディフェンシブセクターでも成長性のある企業はいくらでもありますよね。
現在のポートフォリオはかなりハイテク株や成長株に寄っている状態なので、今後はもう少し配当株やディフェンシブ株などをミックスして、バランスの良いポートフォリオを作っていきたいと思います。
まとめ
9月1日にも貿易関税の第4弾が発動したことにより、しばらくは相場が不安定な状況が続くと思います。
本当に景気後退入りならこの先の相場もあまり楽観できません。
こういうときこそ、自身のポートフォリオを定期的に見直し無茶なポジションを持っていないか、下落した時の備えがあるかを確認していきたいですね。
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最近は夏枯れとも重なり相場が不安定な時期が続いています。
株価が暴落した時の行動はあらかじめ頭に入れておきましょう。

私が米国株を始めたきっかけはこちら。

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