投資家にとっては波乱の2022年が終わりました。
このブログも毎月損益報告をしていたのですが、今年は7月末に久々の更新をした以来長らく沈黙を続けていました。
その理由は何を隠そう損益を直視できないほどけちょんけちょんにやられていたからです(笑)
2022年はロシアのウクライナ侵攻から始まり、金融相場では中央銀行がインフレ抑制のため例を見ない速度で利上げを始めました。(逆金融相場)
昨年まで一世を風靡していたハイテクグロース株は今年に入ってどの銘柄も-50%以上暴落し見るも無残な姿になっています。
私も米国株に入ったきっかけはハイテク株の高パフォーマンスに惹かれたことだったため、この逆金融相場でもなかなか方針を変えることができずもろにハイテク株のあおりをくらってしまいました。
今回は2022年の締めとして現状の振り返りと来年に向けた戦略を立てていきたいと思います。
2022年の市況振り返り
2022年のダウ平均推移は以下の通りでした。
※本記事のチャートはすべてTradingViewより作成しています
2021年12月終値が36,338.30、2022年12月終値が33,147.28 で年間としては-8.78%の下落となりました。
前年が+19%だったので、2021年のイケイケムードを味わった投資家にとってはまさにジェットコースターのような市況でしたね…
主な出来事としてはロシアのウクライナ侵攻から始まり、そこからインフレ抑制に向けた利上げなど、、株式市場にとってはマイナス材料のオンパレードのような年でした。
投資自体は7年ほどやっていますが、2022年が一番難しい年のように感じました。
続いてナスダックの動きです。
2021年12月終値が15,732.49、2022年12月終値が10,466.48 で年間としては-33%の大幅下落となりました。
こちらはFRBの利上げをもろに受ける形に。ナスダックですらこれなので、2021年まで一世を風靡したハイテクグロース株は本当地獄のような年でした。
どれぐらい悲惨だったかは私のパフォーマンス報告を見てください、、w
ちなみにNASDAQの2015年来の年間パフォーマンスは以下の通り。(株探より拝借)
2021年まですごい勢いで上げていたのが、2022年で-33%と大幅に減速。2020年の株価まで巻き戻りました。
現在の米国株損益状況を公開
では私の米国株損益報告に移ります。
2022年12月末時点の損益状況は以下の通りでした。
年初51,781ドルあった資産は年末で23,309ドルに、、年初来では-55%と資産が半分以下になるという悲惨な結果でした。
去年までのハイテクグロース株イケイケムードが抜けきれず、大幅下落しても損切りしないで粘り続けた末路がこの結果です。
途中いくつか銘柄の入れ替えはしたものの、2021年に比べてかなりお安くなったハイテク株に目がくらんで結局傷口を防ぐことができませんでした。
世間では2倍の動きをするナスダックのETF(通称レバナス)が-60%越えで騒がれていますが、個別株投資でも同じぐらいの損失を受けているので笑ってられませんね、、
利上げの威力を甘く見過ぎたのが2022年の反省点です。
2023年に向けて
過ぎたことはしょうがないので、2023年に向けての戦略を練りたいと思います。
2023年の市況予測は利上げムードが一定おさまり、次はリセッションに向けた株価変動になると言われています。
◆ 0.25%利上げか
次回2/1のFOMCは0.25%利上げの織り込みが進みました(確率96%)。12月CPIでインフレ鈍化が確認され、WSJが「0.25%利上げか」と報道。年前半の利上げ打ち止め、年後半の利下げ転換が見込まれています。👇CPI、FOMC解説はこちら【note】https://t.co/9uWmX0rhEt pic.twitter.com/GtQ9qgoIV8
— 後藤達也 (@goto_finance) January 12, 2023
元日経新聞記者の後藤さんのツイートからの拝借ですが、2022年の怒涛の利上げの成果がようやく見えてきたのかインフレ率が少しずつ収まってきました。
2023年後半には利下げ予想すら見えつつあるようです。
一方で極度のインフレにより景気のマインドは低下中。
上記の図で行くと右下の部分から左下の方へ世の中の動きが流れていきそうです。
そうなってくると強いのは公共株、通信株やヘルスケア関連などのディフェンシブ株と言われる領域。
昨年は旬を過ぎたハイテク株に固執して大ダメージを食らったので、今年は景気循環の波を捉えつつ臨機応変に対応できればと思います。
今持ってる株も決算が強い限りは持ち続けたいと思っていますが、ダメだったときは即座に損切りしないとだめですね、、
まとめ
2022年の投資結果報告でした。
2021年で増やした資産をオーバーキルするほどの下落で投資自体を辞めたくなりますが、投資を続ける限りこんなことはしょっちゅうあります。
大切なのはしっかり振り返って相場で生き残り続けること。
またイケイケムードの相場が戻ってくるまで、退場せずに何とかしがみつき続けたいと思います。
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