投資熟練者向け

インデックス投資は万能だが最適とは限らない理由

近年は米国株バブルやコロナショックによる株価暴落で新しく投資を始める人が多く、ちょっとした投資ブームになっています。

投資の勉強をするとほとんどの本やサイトで「インデックス投資が最強」、「投資はインデックス投信の積立だけでOK」という解説がされていますよね。

私自身もこの意見には賛成で、投資初心者でとりあえず投資を始めたいという人には教本通りインデックス連動の投資信託をおすすめします。

 

ただすべての人にとってこの投資手法が最適かと言われれば、必ずしもそうとは言えないんじゃないの?と私は考えます。

今回はそんな万人受けするインデックス投資のメリット・デメリットと、さらに投資を突き詰めたい人向けに他の投資手法を紹介していきます。

インデックス投資のメリット・デメリット

近年もてはやされているインデックス投資ですが、良く挙げられているメリットと多くの人が見落としがちなデメリットを紹介していきます。

ちなみにインデックス投資の優位性は以下の有名な投資本でも紹介されています。詳しく知りたい方は是非手に取ってみて下さい。

  

私が考えるインデックス投資法のメリットとデメリットはざっくり以下の通りです。

・初心者でも簡単にリスク分散できる

・必要以上に市場の騰落を気にする必要がない

・爆発的なリターンが望めない

・割高水準から暴落すると回復に時間がかかる

初心者でも簡単にリスク分散できる

インデックス投資のメリットは何といっても時間と銘柄の分散が誰でも簡単に出来るという点でしょう。

例えば人気のVTIに投資すれば米国全体の有名企業3,600銘柄以上に分散投資できることになります。

また楽天VTIならつみたてNISAにも対応しているので、一度積立設定しておけば後は自動的に毎月定額を買い付けてくれます。

これによって投資の肝である時間の分散、銘柄の分散が簡単に実現できるという訳ですね。

つみたてNISAについては以下の記事を是非参考にしてみてください。

【買い忘れはない?】NISAにおすすめな株・投資信託を紹介今年もいよいよ12月に入り、もう残り少なくなってきましたね。 年末は大掃除に忘年会など大忙しなことが多いですが、投資に関しては年末...

必要以上に市場の騰落を気にする必要がない

またインデックス投資では「ドルコスト平均法」が最大限に活用できます。

ドルコスト平均法とは以下の図のように相場の上下に併せて毎月一定の金額を買い付けるという手法で、これを実践することで高値掴みのリスクを避けることが出来ます。

参照元:SBI証券HPより

個別株ならまだしもダウ平均や日経平均が永遠に下がり続けることは考えにくいですよね。

このため今回のように相場が乱高下した際も目先の動きに必要以上に惑わされることなく、淡々と積み立てが出来ると言うことです。

投資はメンタルの勝負とも言われます。暴落に恐怖を感じ非合理的な行動をとることで大損してしまうことが良くありますが、インデックス投資家はどんなことが起ころうとどっしり構えて投資できるという訳ですね。

焦って損切りとかは初心者にありがちなので、このメリットは非常に大きいと思います

爆発的なリターンが望めない

ここからはデメリットの部分ですが、インデックス投資は市場の平均点を目指す投資方法です。

投資の世界では個人投資家の9割が負けるという統計もあるので平均点がとれるだけでも万々歳なのですが、人によってはさらに良いリターンが望める可能性もあります。

ある人は企業経営や財務諸表に精通しており、個別株を極めればより効率的に利益が出せるかもしれません。また投資界のレジェンドであるcisさんのように短期間で莫大な資産を残せる可能性だってあります。

 

「インデックス投資こと最強の投資手法」という前提が頭にあるとそれ以上の可能性を潰してしまうことにもなりかねません。

SNS等ではこの一般論が強すぎて中々それ以上に手を出しにくいかもしれませんが、投資の世界は奥が深いので是非色々試してみることをお勧めします。

広いようでめちゃくちゃ広い!?投資の世界を解説します【スタイル別のおすすめも紹介】①題名にある通り投資の世界は果てしなく広いです。 私も5年以上投資の世界に身を置いていますが、まだまだ知らないことがたくさんあります...

割高水準から暴落すると回復に時間がかかる

これはドルコスト平均法の良い面の裏返しでもあるのですが、一定期間高値を記録した後に今回のような記録的な暴落があると、上で買っている量が多い分回復までに時間がかかります。

例えばこれはダウ平均の1年間のチャートですが、今年の2~3月にかけてコロナショックで-30%を超える大暴落をしました。


TradingViewより作成

-30%下落したことで株価は約3年以上前までの水準に戻り、この3年間でインデックスの積立投資を開始した人は含み損を抱えてしまっている状態です。

また現在はリバウンドしていますが、この先経済指標の悪化と共に2番底を目指すようなら含み損に耐えられない人も出てくるでしょう。

このように景気が良いときこそ雪だるま式に資産が増えていきますが、ひとたび景気後退が起これば数年間は含み損生活を余儀なくされる可能性もあります。

インデックス投資以外の選択肢

インデックス投資にはメリットも多く誰にでも薦めやすい投資法と言えますが、より投資にを突き詰めたい人やもう少しリスクをとっても良いという人にはそれ以外にも様々な選択肢があります。

個別株を極めて平均点以上を目指す

ある程度投資に時間が割けて、銘柄調査が苦ではないという人には個別株を私はおすすめします。

インデックス投資は悪く言えば様々な企業の寄せ集めで、その中にはとても優秀な株もあればとんでもないクソ株も混じっています。

そこからひと手間かけて優秀な株を探し出し自分だけのポートフォリオを作ることで、平均点を大きく上回る投資も可能になります。

 

一口に個別株と言っても高配当株やバリュー株など様々な種類がありますが、私が取り組んでいるのは成長株投資です。

成長株の魅力は以下の記事で語っているので是非参考にしてみて下さいね。

私が成長株に投資し続ける理由世の中には様々な投資手法があります。 バリュー株投資や配当株投資は割とリスクも低く、初心者にも薦めやすいため人気の投資手法と言える...

ETFでテーマに投資する

個別株投資もやってみたいけど、リスクが高いのはやっぱり怖い…

そんな場合はETFへの投資をおすすめします。

 

ETFは投資信託のように個別株の寄せ集めのようなもので、金融や不動産、生活必需品など様々なセクターごとのETFが存在します。

最近ではハイテクセクターを代表するETFであるQQQのコロナショックにも負けずかなり良い成績を残しており注目しています。

コロナショックで見るハイテクセクター最強説近年の米国株バブルを支え続けた存在として、ハイテク株のエリート集団であるFANGが挙げられます。 ちなみにFANGとはナスダックを...

空売りで下落相場でも利益を上げる

個別株の売買に慣れてきたら空売りに挑戦してみるのも良いと思います。

空売りとは株を買うのでなく売りから入る投資手法で株価が下がるほど利益が出るので、相場全体が下落傾向になっても活躍できます。

参照元:「空売り」とは? 仕組みやメリット、リスクを解説(SMBC日興証券)

空売りするためには信用口座を開設する必要があったり、個人が空売りできる銘柄も限られてくるので少しハードルが上がりますが覚えておきたい投資手法でもあります。

私も空売りを活用したおまもり投資法で今回のコロナショックも何とか乗り切ることが出来ました。

暴落相場で有効な"おまもり投資法"で2番底に備えよう2020年は年初から中東情勢の悪化やコロナショックによる株価暴落で、投資家にとってはかなり厳しい状況が続いています。 ダウや日経平...

まとめ

今回は万能と言われるインデックス投資のあえてデメリットとなる点を挙げてみました。

文中にもありましたが投資は平均点がとれれば万々歳の世界です。一般的には株式の平均リターンは5%弱と言われています。

銀行預金の雀の涙に等しい利息と比べれば十分なリターンですね。

 

ただ人によってはさらに高いリターンを得られる可能性もあります。人によって最適な投資手法は変わるわけで「インデックス投資こそが最強」と決めつけてしまうのは勿体ないと思いこの記事を書きました。

このブログでも様々な投資理論について語っていますので、是非色々読んでいた抱ければ幸いです。

関連記事

ハイリスクですが得意な人は大きなリターンも期待できるゲーム株について解説しています。

ゲーム株の特徴と投資する上での注意点【ハイリスク・ハイリターン】最近株式市場ではゲーム関連株が盛り上がっています。 以下は私がウォッチしているゲーム関連株の日足チャートですが、ほとんどの銘柄が最...

ブログ村にも参加しています。ぽちっと応援のほどお願いします!
にほんブログ村 株ブログ 米国株へ

この記事が良いなと思ったらはてなブックマークもお願いします!

このエントリーをはてなブックマークに追加

ABOUT ME
はるまき
年齢 : 30代前半 性別 : 男 職業 : IT企業勤務、日本株投資家、初心者ブロガー Love : 水泳、テニス、英語、投資に関すること 時は人生100歳時代!お金にまつわるあれこれを20代、30代の目線から真剣に考えていきたいと思います!