こんにちは、はるまき(@harumaki_blog)です。
2ヵ月ぐらい前からtwitterを始めたのですが、最近米国株やっている人めちゃくちゃ多くないですか!?
もはや日本株より米国株の話題の方が良く聞くような気がします。
そこで気になってtwitterでアンケートをとってみました。
現在投資をされている方に質問です!
今”メイン”で投資されているのは以下のどれにあてはまるでしょうか?回答にない場合は、是非リプで教えてください💡
もしよければRTお願いします😊#日本株 #米国株 #投資信託— はるまき@資産運用ブログ (@harumaki_blog) August 13, 2019
皆さんがメインにしている投資先をアンケートしたところ、結果は日本株が30%、米国株が23%、投資信託が38%でした。
これをどう捉えるかですが、日本でとったアンケートなのに日本株と米国株の差が7ポイントしかないのって個人的にはかなり驚きです!
実際パフォーマンス面では日本株は米国株に勝てませんし、twitterをやっている方の金融リテラシーが高いということもあるでしょう。
そう決めつけるのは尚早です。
この記事では日本株の魅力と、この米国株ブームに対する私の投資スタンスについて紹介します。
・今の時代に日本株に投資する理由
・米国株ブームに対する私の投資スタンスについて
Contents
日本株の魅力について
ここからは日本株に投資する理由について、考えてみましょう。
「日本に生まれたんだから、日本の企業に投資すべき」
というのも一理ありますがそれは単なる感情論というものです。
今回は客観的な事実を元に日本株の魅力を紹介していきます。
パフォーマンスでは圧倒的に米国株が上
日本株の魅力を紹介すると言いながらいきなり逆のことを言っていますが、パフォーマンス面では米国株の方が圧倒的に上というのは言うまでもない事実です。

これは過去20年間の日米の株価指数の推移を表したグラフですが、日本のTOPIXはバブル崩壊後ほぼ横ばいになっていることが分かります。
それに対して米国のS&P500では1995年から上げ下げを繰り返し、なんと2018年には5倍以上に成長しています。
長期的に見ても日本株と米国株でこれだけパフォーマンスが違います。
株価指数に長期投資するのであれば、日経平均よりも米国のS&Pやダウ平均に投資した方が良いということはまず事実として認識しておきましょう。
確かに株価指数で見れば米国に圧倒的に劣る日経平均ですが、個別株に目を向ければまだまだ私たちが投資するメリットはたくさんあります。
短期的なボラが大きい
「ダウ平均が下がれば日経は2倍下がる」と言われるように日経平均は落差が激しいです。
米中の貿易摩擦やイギリスのEU脱退など、世界中で経済的な問題が起こったときもまず日本が我先にと暴落を起こします。
日本が世界最弱と言われる由縁ですね(笑)
2018年のダウと日経平均の推移を確認してみましょう。
2018年1月1日を100としたそれぞれの推移です。

ご覧の通り2018年だけで見ても、日経平均はダウ平均をアウトパフォームすることはありませんでした。
2月初旬の暴落を皮切りに常に日経平均はダウよりも下の水準をマークしていることが分かります。
しかしよく見ていただければ、日経は暴落の幅は大きいものの、その後何回かダウに追いついているポイントがあります。
つまり日経はダウに比べて2倍下がるが、その後は2倍上昇しているとも言えます。
このように暴落の下落幅は大きいですが、その後のリバウンドも大きく短期でのボラがダウと比べて大きいのが日経の特徴です。
小型株を集めた東証マザーズ指数ではさらにその特徴が顕著になりますね。
長期投資では米国には勝てませんが、暴落後のリバウンドを狙えば十分日本株にも勝ち目があります。
株主優待がある
個別株投資を行っている方の中には「好きな企業を応援したい」という理由で投資をしている方も多いでしょう。
米国株にはない日本株の魅力として株主優待が挙げられます。
株主優待は企業によって様々で、中には配当利回りと合わせれば相当なリターンが得られるものもあります。
自分が普段利用している企業の株主優待があれば、配当以上の利回りを実現することも可能なので是非チェックしてみましょう。
みんなの株式のサイトでは以下のように配当+株主優待の利回りランキングが掲載されています。
利回り100%はさすがにやりすぎだと思いますが、是非参考にしてみてください!

日銀が支えてくれている
世界中が景気後退に向けて金利引き下げなど対策に必死な中、増税で経済にとどめを刺そうとしているのが日本です。
本来なら日経平均はさらに下の位置にいてもおかしくありません。
なぜ増税を控えてもなお、日経平均が崩れずにいられるか。
その一つの理由が日銀がETF(上場投資信託)を買って日経を支えているからです。
ETFとは上場している投資信託のことで、いわば様々な銘柄の詰め合わせです。
証券会社はETFを用意するために様々な構成銘柄を購入します。
つまり日銀がETFを買い進めることで、間接的にETFを構成する銘柄の株価が上昇し日経平均の上昇につながるのですね。
日銀は毎年6兆円のペースでETFの買い増しをしています。
年金積立金管理運用独立機構(GPIF)を抜いて来年日本の最大株主になるというニュースもありました。
日銀の買い支えがある限りは、日経平均はある程度堅調に推移することが出来るでしょう。
日本株、米国株に対する私の投資スタンス
twitter界隈では米国株人気が止まりませんが、日本株にも良いところはある!ということで紹介してきました。
ではこの米国株ブームに対して、私がどのような投資スタンスで挑むのかを公開します。
基本的には下記の投資スタンスで取り組んでいきます。
・短期は日本株、長期は米国株中心に移行
・配当よりも成長性重視
それぞれについて詳しく解説します。
短期は日本株、長期は米国株中心に移行
先ほど解説した通り、よほどの成長株でないと日本株での長期投資は不利です。
私も最近流行に便乗して(?)米国株を始めました。

現在は日本株6割:米国株1割:現金3割ぐらいの配分ですが、日本株で成長見込みのないものはどんどん現金化して米国株の購入に充てたいと思います。
ただ一方で、成長株を狙って短期~中期でがんがん利益を稼ぐなら日本株だとも思っています。
決算の開示資料はやはり日本語でないと細かなニュアンスが分からないですし、事業の成長性も現地にいないと感じ取れないですよね。
米国株についてはあまりマイナーな企業を狙うのでなく、王道銘柄を長期で保有していきます。
具体的にはMicrosoft(MSFT)やVisa(V)など配当は低くても堅調に成長している銘柄を少しずつ買い増していきます。
地合い不安定なのでディフェンシブ株も検討していきたいですね。
購入タイミングとしては上昇トレンドの押し目買いを狙っていきます。
配当よりも成長性重視
私が株を買う時の基準は何より成長性重視です。
企業の配当性向や連続増配記録なども重要な指標の一つですが、利益あっての配当です。
米国株には配当利回りが5%を超えるような高配当株も多くあり目移りしますが、高配当の裏側には必ず理由があります。
無理して配当を出しているような企業であれば、将来的な減配も考えられます。
しっかりと企業の事業や業績を分析し、成長性を見極めて投資していきたいですね。
まとめ
米国株投資が流行り出しているのは非常に良いことだと思います。
最近ではSNSでも頻繁に米国株の話題を目にするようになり、人々の金融リテラシーが上がってきているのを感じます。
各証券会社の米国株手数料の値下げも個人投資家の後押ししていますね。
一方で日本株には日本株の良さがあります。
日本株と米国株の違いを意識して、それぞれの良さを存分に活かした投資手法を確立していきたいですね!
・指数のパフォーマンスでは圧倒的に米国株が有利
・日本株は短期~中期、米国株は長期目線
・配当より企業の成長性を重視する
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