投資熟練者向け

株のアノマリーって本当?過去の日経平均で検証してみた

こんにちは、はるまきです。

 

株の世界にいるとよくアノマリーというものを聞きます。

セルインメイだから5月に株は売るべきとか、年初はご祝儀相場で上がりやすいとか…

このアノマリーってどれぐらい当たってるんだろう?

 

そこで今回は世間でよく聞くアノマリーについて実際に過去10年間の日経平均で検証してみました!

有用なアノマリーがあれば自分の投資スタイルにも取り入れていきたいですね。

この記事の内容

・アノマリーが本当か過去の日経平均で検証

・一番有効なアノマリーはセルインメイ!?

アノマリーとは

そもそもアノマリーってどういう意味なのでしょう。

SMBC日興証券のサイトでは下記のように説明されています。

現代ポートフォリオ理論や相場に関する理論の枠組みでは説明することができないものの、経験的に観測できるマーケットの規則性のこと

つまり「根拠はないけどよく当たる格言」のことですね。

悪く言えばオカルトとも言えます。

 

実際私も相場にいて様々なアノマリーを聞きますし、確かに何となく当たっているような気もします。

代表的なアノマリーは以下のものが挙げられます。

  • セル・イン・メイ (Sell in May)
  • 節分天井彼岸底(2-3月)
  • 夏枯れ相場(7-8月)
  • 12月株安
  • 1月効果

では実際にこれらのアノマリーが当たっているのか、過去10年間の日経平均の動きから検証してみましょう!

各アノマリーを日経平均で検証

ここからは各アノマリーの期間において、過去10年間の日経平均がどのような動きをしたのかを検証していきます。

過去の日経平均のデータは日経平均プロファイルという公式サイトからダウンロードできます。

今回はリーマンショックが比較的落ち着いた2009年から昨年2018年までのデータで検証してみました。

セル・イン・メイ (Sell in May)

株をやっていて一番多く聞くのがこのセルインメイです。

米国を起源に古くから言われているアノマリーで、意味合いは「5月に株を売って、10月まで戻ってくるな」ということです。

逆に言うと株は11月に買って5月に売るのが良いということでもありますね。

実際に過去10年間で5月に株を買って10月末まで保有したパターンと、11月に買って4月末まで保有したパターンを検証してみました。

 

まずは5月初日に買って10月末まで保有したパターンです。

勝率は5勝5敗で平均騰落率は+1.7%でした。

「10月まで戻ってくるな」というほど、下がっていないですね…

セルインメイっていうけど、別に5月に売る必要ないんじゃない?

では次に11月初日に買って4月末に売ったパターンを見てみましょう。

なんと勝率は8勝2敗で平均騰落率は+9.4%でした!

2012年に大幅に上がっているのは自民党の政権交代に対する期待感、つまりアベノミクスの始まりのようです。

それが現在まで続いているので、いかにアベノミクスが偉大かが分かりますね…

 

2012年の騰落率を特異点として排除しても、平均騰落率は+4.3%ありました。

アノマリーと言えど勝率80%は十分有意性のある数字ではないでしょうか。

 

セルインメイは11月に買って4月末に売るパターンにおいては当たっている気がしました。

これは投資スタイルにも是非取り入れるべき考えですね!

1月効果

次は1月効果について検証していきます。

このアノマリーは名前の通り1月に株高になるというものです。

なぜそうなるかというと、例年12月末にその年の利益と損失を確定するための節税売りというものがあり、1月はその反動と正月のおめでたい相場ということで株高になるという根拠のようです。

 

正月のご祝儀相場というのはスピリチュアルな気がしますが、これも日経平均の動きで検証してみましょう。

結果はご覧の通り3勝7敗で平均騰落率は-2.5%とご祝儀相場という感じではありませんでした。

私の感覚的には12月末の年内受け渡し確定日~1月初週は割と株が上がりやすいような気がします。

 

ちなみに株の世界には堀北真希や福山雅治などの大物芸能人が結婚したら暴落とか、金曜ロードショーでジブリが放送される日は暴落とか、スピリチュアルなアノマリーがいくつもあります(笑)

節分天井彼岸底

次に節分天井彼岸底について検証します。

これは1月のご祝儀相場が終わって、2月の節分の日を天井に3月のお彼岸まで株価が下がり続けるというアノマリーですね。

 

実際に2月初日に株を買って、3月末まで持ち続けるとどうなるのでしょうか。

結果は6勝4敗で平均騰落率は+2.7%とアノマリー通りではありませんでした。

うーん…もしかしてアノマリーってそこまで気にするほどではないのかな?

夏枯れ相場

次は夏枯れ相場についてです。

これは株の売買主体である機関投資家が夏休みに入るため、7月~8月は出来高が少なくなり株価も軟調になるというアノマリーですね。

 

では実際に株価は軟調になっているのでしょうか。

7月初日に買って8月末に売ったパターンで検証してみました。

結果は4勝6敗で平均騰落率は-0.9%でした。

有意性があるほど株価が軟調というわけではありませんが、各年の騰落率を見ると10%以上の変動がありません。

つまり閑散相場で株価が上にも下にも動きにくいということですね。

 

実際に出来高は減っているのでしょうか。

日経平均の売買代金の推移を見てみました。

少しわかりにくいですが、年初と年末に売買代金が上がって、夏はへこんでいるのが分かります。

閑散相場だと一方向に傾くと大きく株価が動き、好材料や悪材料にも過剰に反応しやすいため注意が必要です。

夏枯れ相場は無理しないのがマイルールです

12月株安

最後に12月株安について検証します。

12月株安はその名の通り、12月に株価が下がりやすいというアノマリーです。

これは1月効果でも説明した通り、機関投資家や個人投資家が年末になり節税売りに走るため株が下がりやすいという根拠です。

 

実際に株価は下がっているのか検証してみましょう。

結果は5勝5敗で平均騰落率は+1.1%でした。

思ったより下がっていませんね…むしろ平均騰落率を見るとプラスの結果です。

 

しかし、記憶にも新しいですが2018年の12月はすごかったですね。

元々株価は軟調だったのに加えて月初から一ヵ月で-2,560の下落…

あれほどクリスマスがうれしくなかった年はありませんでした(笑)

まとめ

株の世界でよく聞く5つのアノマリーを検証してきました。

この中で有効だと思ったのは「セルインメイ」と「夏枯れ相場」ですね。

特に11月に株を買って4月末に売るだけで平均9.4%の利益が出るのには驚きました。

世界最弱の日経平均でこの結果なので、米国株だとさらに良いパフォーマンスが期待できるかもしれません。

セルインメイ投資法も是非試してみたいです。

 

あと夏枯れ相場にはくれぐれも注意しましょう。

現在2019年7月はダウも史上最高値を達成し、いけいけムードが漂っていますが、いつトランプさんが暴れ出すかも分かりません。

周りのムードに流されず常に冷静に相場を観察していきたいですね。

 

以上、アノマリーの検証でした!

また機会があれば米国バージョンでも検証してみたいですね。

アノマリーを検証した結果

・セルインメイ(11月買い~4月末売り)は有効な可能性大

・夏枯れ相場には注意

・他のアノマリーは必要以上に気にする必要なし

 

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