投資熟練者向け

すぐ実践できる!企業分析のやり方を解説(成長株編)

こんにちは、はるまきです。

前回の記事でご紹介した通り私はこの5年間ひたすら個別株投資に没頭してきました。

前回の記事はこちら↓

それでも私が個別株投資をすすめる4つの理由ニュースやSNSでは「初心者が投資を始めるなら積立投資から」というのが鉄則になっています。しかしそれでも私は個別株投資をおすすめしたい!この記事では個別株投資の魅力を隅々までお伝えします!...

 

個別株の醍醐味はやはり何といっても銘柄分析です!

現在日本の株式市場には3,600を超える企業が上場しています。

その中から今後伸びる企業を探し出すのってかなり難しいですよね。

 

今回は私が普段やっている企業分析のやり方を解説します。

個別株には大きく分けて2つ種類があります。

・成長株(グロース株)・・・毎年何十%も利益が伸びる企業。買値と売値の差益で利益を狙う。ハイリスクハイリターン

・割安株(バリュー株)・・・企業価値に対して割安な株価になっている企業。配当利回りや長期での利益を狙う。ローリスクローリターン

今回は成長株(グロース株)に焦点を当てた企業分析のやり方を紹介します。

割安株編はこちら。

投資の神様バフェットも愛用!割安株の見つけ方を紹介投資の神様ウォーレン・バフェット氏は割安株の投資家として知られています。割安株はリスクも低く、正当に評価されれば将来的な株価の上昇も見込めます。この記事では割安株の見つけ方を解説していきます!...

今後伸びる企業を探したいけど、具体的にどうすれば分からない!という方、参考にしてもらえればと思います。

この記事の内容

・成長株を探すには何に注目するか

・成長株の探し方~企業分析のやり方を解説

成長株を探すのに大事な指標

企業分析のやり方を解説する前に、成長株を探す上で大切な企業の指標をご紹介します。

成長株と割安株では注目する指標が異なります。

まずはこれらの指標の意味や計算式を確認していきましょう。

時価総額

時価総額は一言でいえばその企業の規模の大きさを測る指標です。

時価総額は下記の計算式で算出されます。

時価総額 = 株価 × 発行済み株式数

 

成長株を探す上ではこの時価総額は結構重要なファクターになります。

時価総額が高いということはそれだけ株券が多く発行されていて、その株を持っている人も多いということです。

つまり時価総額が高いほど株価の動きはゆったりしたものになります。

 

成長株の基本は安く買って高く売ることで利益を出すことが狙いです。

そのため時価総額が低めの銘柄を狙います。

時価総額が低い銘柄は持っている人が少ないので、それだけ業績の変化や材料に敏感で大きい値動きが期待できます。

営業利益

次に企業の営業利益を確認します。

営業利益はざっくりいうと企業が本業で稼いだ利益のことです。

営業利益は下記の計算式で算出されます。

営業利益 = 売上 – 売上原価 – 販管費

売上でも評価することは出来ますが、業種や業態によって同じ時価総額でも大きく異なるので、私が企業分析する際は営業利益を使います。

基本的には営業利益を10倍した値が時価総額と同じかそれより高ければ割安という判断をします。

また私は営業利益の前年度からの成長率が20%以上を成長株として定義しています。

ROE

ROEは恐らく普通に生活する中では目にすることのない用語だと思います。

ROEはざっくりいうと企業が自己資本でどれだけ効率よく利益を出しているかの指標です。

ROEは下記の計算式で算出されます。

ROE(%) = 当期純利益 ÷ 自己資本 × 100

ROEは株主が企業を評価する主要な指標のため、経営者もROEを高めることを経営理念としている企業も多いです。

ROEを高めるためには会社の利益を上げるか、借金を減らして健全な財務にする必要があります。

一般的にはROEが10%を超えると優良企業と言われています。

自己資本比率

自己資本比率は企業の総資産のうち、どれだけが返済の必要がないお金か、つまり自分のお金かを示します。

自己資本比率は下記の計算式で算出されます。

自己資本比率 = 自己資本 ÷ 総資本

自己資本比率が低いと、増資の可能性が高まります。

増資とは企業が株式を発行するなどして資金調達することで、多くの場合株価を下げる要因になります。

企業分析では自己資本比率50%以上を健全な企業としての基準とします。

成長株の見つけ方

成長株を見極める指標が分かったところで、具体的に銘柄を探す旅に出ましょう!

わたし
わたし
ここからが楽しくもあり奥が深い世界です!

スクリーニングしよう

スクリーニングとは3,600以上ある上場企業の中から条件に合致する企業を探し出すことを言います。

これまでに挙げた成長株の条件でスクリーニングしてみましょう。

スクリーニングで私が使っているのはマネックス証券の銘柄スカウターかバフェットコードというサイトです。

銘柄スカウターはマネックス証券の口座を持ってないと使えないので、今回はバフェットコードで解説しますね。

わたし
わたし
マネックスの銘柄スカウターも使いやすくてめちゃくちゃ便利です

 

バフェットコードのサイトに飛んだら、まずは左上の条件検索ボタンを押します。

するとスクリーニングの画面が出てくるので、先ほど紹介した指標を入れてみてください。

ここでは一旦目安で数値を入れています。

このあたりは自分のリスク許容度とも相談して設定しましょう。(特に時価総額など)

最初は一つしか条件を入れられませんが、「+条件を追加」を押せば条件を増やせます。

条件が設定出来たら「検索」ボタンを押しましょう。

すると検索条件に当てはまる企業がずらりと出てきます!

今回の検索条件では89件の企業が条件にマッチしました。

この中から気になる企業があればさらにピックアップし、展開しているサービスやこれまでの決算を精査する作業に移ります。

得意な業種を絞ろう

ある程度スクリーニングで企業数を絞ることは出来ましたが、まだまだすべての企業を分析しようと思うと骨が折れる数ですよね。

そこである程度自分が分析したい企業の業種は絞った方が良いと思います。

業種を絞るには先ほどの条件を入力する画面で、「業種を選択する」ボタンを押すことで選べるようになります。

個人的にはまずサービス業・情報通信業で絞ってスクリーニングすることが多いです。

成長株という観点ではIT企業が近年では成長著しいですからね。

世界的に流行っているテーマで業種を絞るというのも一つの方法だと思います。

 

また下記の業種は成長スピードも速く割安なのでスクリーニングによく引っかかってきますが、それぞれの理由で除外しています。

・不動産業 ・・・住宅バブルで現在は業績好調だが将来の成長性は疑問

・半導体関連・・・半導体のピークはすでに過ぎたと言われており、株価も伸び悩んでいる

企業分析のやり方

スクリーニングで気になる企業があれば、その企業を分析していきましょう。

ここからは企業分析の時に見るべきポイントを解説します。

決算資料やニュースを確認しよう

気になる銘柄があれば、これまでの決算資料やニュースを確認していきましょう。

ここでは私が最近注目している【7033】マネジメントソリューションズを例にして解説します。

バフェットコードであれば企業の詳細ページに飛んで、業績タブから直近の決算の数字を確認することが出来ます。

でもこのグラフを見るだけではざっくりとした動向しか分からないし、どの分野が伸びているのかもさっぱりですね。

そこでもう少し詳しく決算の内容を見ていきましょう。

株価タブのプレスリリースの部分にこれまでの決算短信が表示されています。

またパワーポイントで決算の説明資料を出している企業もあります。

決算説明資料があれば先にそちらを確認しましょう。

決算説明資料では下記のように前期との対比や、事業の詳細な推移を説明してくれており視覚的にも分かりやすい資料になっています。

このように企業の決算説明資料や新サービスに着目して、現在の成長率が今後も維持される見込みはあるのか、さらに伸びていく可能性はあるのか予想していきましょう。

 

ちなみにバフェットコードも良いですが、業績を調べるとき私は株探を愛用しています。

下記のように株探では過去5年の決算の比較が出来るほか、四半期ごとや半期ごとの比較もできるので非常に使いやすいです。

マネックスの銘柄スカウターではスクリーニングも業績確認も両方で重宝するので、それが一番良い気もします。

銘柄スカウターについてはまた別記事で紹介してみようと思います!

 

このように業績を見る上で過去との比較はとても大切です。

さらに成長株を探すにはある重要なポイントがあります

カタリストを見つけよう

カタリストって何?と思う方も多いと思います。

野村証券の証券用語解説集では下記のように解説されています。

株式・金融市場では相場や株価の変動を誘発する材料・きっかけを指す。例えば、政策や経済統計、企業業績など。本来の意味は触媒。

業績を大きく変えるような新サービスの発表や、既存サービスの躍進による好業績の決算発表もカタリストになりますね。

ガンホーの場合はパズドラで劇的に業績が上向いたので、パズドラのサービス開始がカタリストになります。

このように株価が急上昇する裏にはこのようなカタリストが存在します。

 

またこれまで赤字だった企業が黒字化したタイミングでも株価に大きな変動が期待できます。

その例が【3906】ALBERTですね。

この会社はAIを用いたデータソリューションを提供していますが、下記のグラフのとおり2017年までは赤字だったのが2018年に黒字化を達成しています。

そして株価を見てみると2018年5月ごろから急激に動意づいているのが分かります。

2018年4月27日の1Q決算で黒字化発表があり、その後5月15日にトヨタとの業務連携が発表されるなど立て続けにカタリストが発生したからですね。

このように成長株にカタリストは欠かせません。

簡単には見つけることの出来ないものですが、決算資料などを確認するときは業績を変化させる何かがないか意識しながら見てみると良いと思います。

まとめ

ここまで成長株の企業分析を行う際に重要な指標と、実際にスクリーニングや決算説明資料を使った企業分析のやり方を紹介してきました。

これらの手法は株式投資の判断材料になるだけでなく、普段自分が所属している企業や転職先を探すときにも役に立つものになります。

やはり成長株の魅力は何といっても成長のスピードですよね。

うまく成長株を掘り当てられたときは、市場平均をはるかに上回るリターンが期待できます。

ただし、その分リスクも高くなるので株式市場の動向には注意してください。

この記事がみなさんの企業分析の参考になれば幸いです。

 

配当重視の割安株はまた着目点が違うので、それはまた別の記事で紹介する予定です。

お楽しみに!

成長株の企業分析をする時のポイント

・営業利益の伸び率に注目する

・ROEや自己資本比率などで健全な財務かをチェック

・スクリーニングで分析する企業を絞る

・決算説明資料などでカタリストを探す

 

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はるまき
年齢 : 30代前半 性別 : 男 職業 : IT企業勤務、日本株投資家、初心者ブロガー Love : 水泳、テニス、英語、投資に関すること 時は人生100歳時代!お金にまつわるあれこれを20代、30代の目線から真剣に考えていきたいと思います!

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