投資熟練者向け

暴落相場で有効な”おまもり投資法”で2番底に備えよう

2020年は年初から中東情勢の悪化やコロナショックによる株価暴落で、投資家にとってはかなり厳しい状況が続いています。

ダウや日経平均は年初から一時30%近く下落する場面もあり、あまりの損失に投資自体を辞めてしまった人も多いのではないでしょうか。

 

かくいう私も今回のショックで多大な損失を受けたものの、現在も普段と変わらず投資を続けることが出来ています。

これほどの暴落にも関わらず投資を続けることが出来た要因の一つに私が実践している“おまもり投資法”が挙げられます。

私のやっているおまもり投資法にはざっくり以下のメリットが挙げられます。

おまもり投資法のメリット

・損益の変動が小さくなり大損を防げる

・大底での損切りを防げる

・暴落相場でも積極的に買いポジションを持てる

今回はそんなおまもり投資法の具体的なやり方と注意すべき点についてご紹介していきたいと思います。

おまもり投資法とは

今回私が紹介する”おまもり投資法”とは、具体的に言うと「買いポジションと同等レベルの反対ポジションを持つ投資法」のことです。

普通に考えれば買いポジションの反対は売りポジションだと思いますが、売りにこだわらず買いポジションと反対の動きをする銘柄であればなんでも良いです。

強気一辺倒の相場で買いポジションと同時に反対ポジションを保有することで、さらに上昇した時のコストはかかりますが暴落した時には資産を守ってくれます。

何もないときはコストがかかるけど、いざという時に頼りになる保険のようなものですね

おまもり投資法の効果

私は今年の2月からこのおまもり投資法を実践しています。具体的には上で紹介した【1570】日経平均レバレッジ上場投信の売りポジションを、買いポジションとあわせて持っていました。

年初からの日経平均と私のポートフォリオの損益をグラフにしてみました。

今年に入って買いポジションをそこまで持っていなかったため、年初からの損益は日経に劣り気味です。

ただ2月後半からの暴落時にはおまもり投資法によって日経平均の下落幅よりも損失を抑えることが出来ています。そして暴落してから買いポジションを淡々と増やしたことで現在の戻り相場では指数よりも良いパフォーマンスが出ています。

年初からの変動幅は日経平均が+3.8%~-28.7%なのに対して、マイPFは+2.2%~-22.7%と良くも悪くも損益の変動が小さくなっていることが分かります。

 

少し前の画像ですが、おまもり部分の利益は一時100万を越えました。裏にはこれ以上の含み損を抱えていましたが、メンタル的にもかなり助けられました。

おまもり投資法のメリット

このようにおまもり投資法を使うことで暴落相場では損益の変動率を抑えることが可能です。では損益の変動が少なくなるとどのようなメリットがあるのでしょうか。

冒頭でも挙げましたが、おまもり投資法のメリットは以下の3つです。

おまもり投資法のメリット

・損益の変動が小さくなり大損を防げる

・大底での損切りを防げる

・暴落相場でも積極的に買いポジションを持てる

まず第一は変動の幅が少なくなることで、再不能なまでの大損を防ぐことが出来るという点です。

投資家にとって一番やってはいけないのは、投資自体を辞めなければいけない状況に追い込まれること。

そのためには余剰資金でやることや信用取引を使わないことが重要ですが、それでも今回のような暴落ではあまりの損失に投資を辞める人が続出します。

おまもりとして反対ポジションを持っておくことで、たとえ買いポジションの含み損が膨らんでも反対ポジションを決済すれば一定の余力を確保することが出来ます。

 

そして2点目ですが、おまもり投資法で得られた余力はそれだけメンタルの余裕を生みます。

通常なら狼狽売りしたくなるような場面でも、反対ポジションの含み益が見えていれば思いとどまることが出来るはずです。

私も今回の暴落で何度も株を投げ売ろうと思いましたが、何とか踏みとどまれました

また3つ目のメリットとして、暴落が来た時に積極的に買い向かえる点があります。

相場の先行きが不透明な状態で買い増しするのは勇気がいりますが、ノーガードで買い向かうのと、保険がある状態で買い向かうのとではメンタル面でも差が大きいですよね。

おまもり投資法のやり方

ここからはおまもり投資法の具体的なやり方を紹介します。

やり方は最初に紹介した通り至ってシンプル。自分の買いポジションと同等の反対ポジションを持つだけです。

選択肢としては日経平均と逆の相関を持つETFなどを買いで入るか、正の相関を持つETFを空売りするかです。それぞれに注意点があるので紹介していきます。

インバース(ベア)型ETFを買う

まず紹介する最も簡単な方法は、日経ダブルインバースなど指数と逆相関を持つ銘柄の買いポジションを持つことです。それらのETFはインバース(ベア)型ETFと呼ばれます。

代表的なインバース(ベア)型ETF

【1357】NEXT FUNDS 日経平均ダブルインバース・インデックス連動型上場投信

【1360】日経平均ベア2倍上場投信

【1459】楽天ETF-日経ダブルインバース指数連動型

これらの銘柄は一般的な株と同じ方法で買うことが出来るため、敷居も低いです。

市場には様々なベア型ETFが上場していますが、ほとんど似たようなものなのでどれを選んでも構いません。ただあまりに出来高が低く流動性の低いものは避けるようにしましょう。

 

インバース(ベア)型ETFを買うメリットとデメリットは以下の通り。

【インバース(ベア)型ETFのメリット】

・信用口座がなくても買い付けが出来る

・少額で大きな効果を発揮する

【インバース(ベア)型ETFのデメリット】

・現金余力を圧迫する

・レバレッジ型ETFは価値が減価していく

メリットとしてはやはり誰でも簡単に買えるという点でしょう。通常売りポジションを持つ際は信用取引用の口座を開設する必要がありますが、ベア型ETFを買うだけなら一般口座で可能です。

また上に書いた3つのETFは日経平均の2倍の値幅で動くため、少額でも比較的大きな効果を発揮できる点も魅力ですね。

 

ただデメリットとして現金の買い余力を圧迫するという点もあります。せっかく欲しい銘柄の株価が安くなっても、ETFの買いポジションで余力がない!ということにならないよう余力管理はきっちり行いましょう。

また今回紹介した日経平均の2倍の値動きをするETF(=レバレッジETF)は長期的には価値が下がっていくという欠点があります。こちらの記事で詳しく解説されているので参考にしてみて下さい。

レバレッジ(ブル型)ETFを空売りする

もう一つの方法として、指数に連動するETFを空売りするという方法もあります。私が実践しているのはこちらですね。

代表的なインバース(ベア)型ETF

【1458】楽天ETF-日経レバレッジ指数連動型

【1570】NEXT FUNDS 日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信

こちらは買いとは違って信用取引口座を開設しなければなりません。

ブル型ETFを空売りするメリット・デメリットは以下の通り

【ブル型ETFのメリット】

・現金余力を圧迫しない

【インバース(ベア)型ETFのデメリット】

・信用取引口座が必要

・逆日歩が発生する可能性がある

メリットとしては現金余力を使わないので、ベア型ETFを買うよりも多くの買いポジションを持つことが出来ます。

普段はブル型ETFの売りポジションで保険をかけつつ、暴落が来たら買いポジションを増やしていくという選択も出来ますね。

 

デメリットとしては信用取引口座が必要になるので敷居が高くなることと、タイミングによっては逆日歩が発生することがあります。

逆日歩とは売りポジションを持つときに発生する手数料のようなもので、世の中の投資家が空売りに傾き過ぎると証券会社の返済用の株が不足した状態となり、空売りに手数料がかかるようになります。

あくまで暴落時の保険であって、長期投資には向かないということですね

まとめ

おまもり投資法として、買いポジションと反対のポジションを持つ投資方法を紹介しました。

おまもり投資法を使えば、暴落相場でも比較的損失を限定することが可能で積極的に買い向かうことが出来ます。

ただ注意していただきたいのは、この反対ポジションで儲けようと考えないことです。あくまで保険は保険であり、売りで儲けるのは買い以上に難しいです。

「買いは家まで売りは命まで」って格言もありますもんね…

 

株式市場はコロナショックの暴落から一旦落ち着きを戻しているように見えます。ただ今後の見通しは依然不明瞭なままで、経済指標の下落や企業の決算発表で2番底を目指す可能性も高いと考えています。

投資はメンタルとも言いますので、自分が許容できる範囲で保険をかけつつ安全な投資を心がけていきましょう!

おまもり投資法まとめ

・暴落に備えて反対のポジションを持っておく

・おまもり投資法は投資で重要なメンタルを支えるのに有効

・あくまで短期的な暴落へのヘッジであり、長期投資には不向き

・反対ポジションで儲けようとは考えないこと

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はるまき
年齢 : 30代前半 性別 : 男 職業 : IT企業勤務、日本株投資家、初心者ブロガー Love : 水泳、テニス、英語、投資に関すること 時は人生100歳時代!お金にまつわるあれこれを20代、30代の目線から真剣に考えていきたいと思います!