投資初心者向け

【投資信託】今さら聞けないパッシブ運用とアクティブ運用の違い

世の中には2種類の投資信託があります。

それはパッシブ運用型とアクティブ運用型です。

 

モーニングスター・リサーチのレポートでは8月に米国のパッシブ運用への投資額がアクティブ運用を上回ったというニュースがありました。

 

そもそもパッシブ運用とかアクティブ運用の違いって何なの?

こう思っている方も多いはず。

今回はそれぞれの違いと投資信託で選ぶならどちらが良いのかを解説します。

パッシブ型・アクティブ型投資信託の特徴

まずはそれぞれの運用型の投資信託について、特徴を比較します。

パッシブ運用型の特徴

パッシブ運用とは一言で表すとインデックスなどの指数に連動した運用成果を目指す投資手法です。

パッシブ運用型の投資信託の特徴は以下が挙げられます。

・購買手数料や信託報酬が低い

・様々な指標に連動する商品がある

・結果的に何千もの銘柄に分散投資できる

パッシブ(Passive)とは受け身という意味です。

パッシブ運用は個々の銘柄を売買するのでなく、機械的にインデックスと同じ動きになるよう銘柄を買い入れるだけなので、投資機関の手間暇がかからず、結果的に手数料や投資会社に払う信託報酬が低くなります。

信託報酬は大体0.15%程度ですね。

 

種類も単に日経平均に連動するものだけでなく、ETFを含めると金指数銀行業株価指数など様々な指標に連動するものがあります。

銘柄一覧 日本取引所グループ

 

また指数に連動するということは、その指数を構成する銘柄に分散投資することにもなります。

例えば日経平均に連動する投資信託を購入すれば、日経平均を構成する名立たる225銘柄への投資に相当するということですね。

指標を構成する銘柄は自ずとセクターも分散されるので、リスクを抑えた投資ができます。

アクティブ運用型の特徴

アクティブ運用とはパッシブ運用で目標とされる指数を上回る成果を目指す運用方法です。

投資信託のファンドが自ら値上がりが見込めそうな銘柄を選択してがんがん売買するので、必然値動きが荒くなります。

アクティブ運用型の投資信託の特徴は以下が挙げられます。

・購買手数料や信託報酬がパッシブ型に比べて高い

・中小型株ファンドやテーマ株ファンドが中心

・パッシブ型に比べて値動きが荒い

アクティブ運用型では投資会社の方が銘柄を選定して売買するので、その分手数料や信託報酬が高くなります。

例えばアクティブ運用型の投資信託として有名な「ひふみプラス」では信託報酬が1.078%です。

パッシブ運用型の0.15%と比べると10倍近い違いがありますね。

 

また値上がり益を狙うので、アクティブ運用型の投資信託には中小型株ファンドやテーマ株ファンドが多くなります。

中小株や投資しているテーマ株が好調な時は良いですが、経済不況や特定のセクターがしぼんでしまうと一気に損益が悪化する傾向にもあります。

 

最初のニュースに戻ると「パッシブ運用への投資額がアクティブ運用を上回った」というのは、より安定する指標連動型の投資信託を人々が好むようになったということで、最近の景気不安を反映した結果とも言えそうです。

パッシブ型とアクティブ型のどちらを選ぶべきか

それぞれの特徴が分かったところで、いよいよ本題です。

パッシブ型とアクティブ型の投資信託はどちらを選ぶべきなのでしょうか。

 

結論から言うと投資信託は断然パッシブ型を選ぶべきです。

 

投資信託を選ぶ際に何を基準にするかですが、やはり重要すべきはコストリターンでしょう。

直感的に分かりやすいように、パッシブ型の投資信託から日経平均連動型と全米株式連動型、アクティブ型投資信託から下記の通りそれぞれ一つずつ抽出して基準価額の推移を見てみました。

・日経平均連動・・・ニッセイ 日経平均インデックスファンド

・全米株式連動・・・楽天・全米株式インデックス・ファンド

・アクティブ運用型・・・ひふみプラス

2017年10月の基準価額を100としてこれまでの推移を表しています。

2017年から2018年前半にかけては株式市場や日経が好調だったこともあり、日経平均インデックスファンドやひふみプラスの高パフォーマンスが目立ちます。

良く見ていただきたいのが、ひふみプラスはアクティブ運用にも関わらずパッシブ運用型の日経平均インデックスファンドとほぼ同じパフォーマンスしか出せていません。

アクティブ運用の目標は指標を上回るパフォーマンスを出すことだったので、これだけ見ると高い信託報酬には見合っていないと言えますね。

 

さらに2018年後半にかけての株式市場クラッシュ期には、ひふみプラスの基準価額は大きく落ち込んでいます。

その後現在に至るまでのリバウンド期間にもひふみプラスはかつてのパフォーマンスを取り戻せていません。

これなら高い信託報酬を払ってアクティブ型の投資信託を持ち続けるよりも、よりコストの低いパッシブ型の投資信託を購入した方が良いです。

正直アクティブ型の投資信託を買うぐらいなら、自分で勉強して個別株投資した方が良いと私は思います

 

一般的にもパッシブ運用型を上回れるアクティブ運用の投資信託は全体の4分の1とも言われていますね。

下記のレポートはアクティブに運用されている日本の投資信託についてそれぞれのベンチマーク指数に対するパフォーマンスを表したものです。

2018年版SPIVA®日本スコアカード(S&P ダウ・ジョーンズ・インデックス)より※PDFです

これを見るとこの一年間で約8割のアクティブファンドは指数を上回るパフォーマンスが出せていないという結果になっていることが分かります。

コストを見ても割高、パフォーマンスを見てもパッシブ運用より劣るということで、アクティブファンドに手を出す理由はまったくありませんね。

まとめ

基本的に投資信託は長期間にわたってこつこつ積み重ねるのがセオリーです。

アクティブ投資で一時的に指数を上回ったとしても、長期的な目線で見るとほとんどの場合インデックス投資に負けます。

またアクティブ投資は上下の変動が激しいため無駄な売買もやりがちになりますよね。

投資信託はパッシブ運用型を選択し、焦らずゆっくり資産形成していきましょう!

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はるまき
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