投資初心者向け

ネット証券の口座開設数が過去最高!今から参入する人はカモなのか?

ネット証券の一つである楽天証券で2020年3月の新規口座開設数が16万超となり、過去最高を記録したというニュースがありました。

内訳を見ると投資初心者比率、30代以下の若年層比率、女性比率、それぞれのカテゴリーで10%近くの増加したようです。

 

これに対してネット上では

「今から投資を始める人は養分」

「こんな難易度の高い相場の時に参入する必要はない」

など様々な否定的意見も見られます。

 

果たしてこれから投資を始める人はネットで言われるように「鴨が葱を背負ってくる」ようなものなのでしょうか。

今回はこの記事に対する私の意見と、おまけでこの口座開設ブームの追い風を受ける銘柄も紹介していきます。

開設数過去最高の背景

そもそもネット証券の口座開設数が過去最高となった背景をおさらいしておきましょう。

口座開設が急増した背景には間違いなくコロナショックによる株価暴落があると思います。

TradingViewより作成

これは2月から4月現在までの日経平均の推移ですが、このたった2ヵ月間で日経平均は最大30%近く下落し、アベノミクスが始まった2014年の水準まで株価が戻る場面もありました。

この下落を見て「今がチャンス!」と見た投資初心者が続々と株式投資の世界に流れてきているというのが大きな背景と思われます。

ネットで否定的意見が目立つのは、この「安くなったから買おう」と安易に考えて参入している人達に対する批判が膨れ上がっているのだと思います。

今から投資を始める人はカモ?

ではネットで言われているようにこれから投資を始める人はカモなのでしょうか。

個人的にはその指摘は半分正しく半分間違っていると思います。

短期で利益を求める人は失敗する可能性大

株価が安くなったからと言って短期で大量に株を買って売り抜けようと目論んでいる人は結果的に損で終わる可能性が高いです。

アベノミクスでの上昇トレンドならまだ可能性はあるかもしれませんが、現在が何十年に一度の大暴落中だということを忘れてはいけません。

株価は今はリバウンドしているように見えても、裏では着実に経済が悪化しており、いつ再び大暴落を起こしてもおかしくない状況です。

 

そんな中で自分の許容範囲を超えて大量に株を買って、短期で売り抜けようとしている人はまさに相場の養分になってしまうと言っても間違いではないでしょう。

ましてや株を買うのが初めての投資初心者が、テーマ株などの流行りの株に深く考えずに手を出すのは最も危険だと私は思います。

 

少し古い記事ですが投資で負ける人はハイレバレッジ好きで、テーマ株やイナゴ投資に手を出す人が多いという記事もありました。

株価が大きく動いているという理由だけで株式投資に参戦してきた人はカモと言っても否定はできないと思います。

長期的な視点で見れば調整の範囲

とはいえ、現在の株価は長期的な視点から見れば調整の範囲内であり少しずつ買い向かっても良い水準だと思います。

TradingViewより作成

上のチャートはダウ平均の30年間チャートですが、何度も下落を繰り返しつつも右肩上がりのチャートになっていることが分かります。

直近の暴落も、少し急激に上がり過ぎていた反動でしばらく調整した後はまた上昇トレンドに戻るようにも見えますね。

投資とはこの長い目で見た右肩上がりの経済成長に賭けるということであり、数年間の調整は覚悟する必要がありますがこれから投資を始めるのは賢明な判断だと私は思います。

暴落から学べることは通常時の数倍

また投資を学ぶという意味ではこの暴落中は絶好の機会です。

「予期しなかったことが次々起こる」というのは投資の常ですが、暴落を経験することで資金管理の重要性や自分を過信することの危うさが自然と分かってくると思います。

 

少し手荒ですがこれほどの波乱相場で投資を学ぶことができれば、相場が通常営業に戻った頃にはかなりの胆力がついているでしょう(笑)

儲かる儲からないは別にして、今のタイミングで投資の世界に居続けることさえできれば、将来は立派な投資家に成長していることだと思います。

おまけ(口座開設ブームが追い風となる銘柄)

ここからはおまけとして今回の口座開設ブームが追い風となる銘柄を紹介していきます。

普通に考えればSBI証券などのネット証券会社が関連銘柄となりますが、私はそこから少し派生して口座数増加が追い風となりそうな銘柄を狙っています。

ポジショントークとなるのはお許しください!

この銘柄を買うべき!という訳ではなく、私はこんな視点で銘柄を探していますという参考になればと思います。

【3925】ダブルスタンダード

まず紹介するのはダブルスタンダードという会社です。企業概要や業績はざっくり以下の通り。

【企業概要】ビッグデータを活用したITサービスを主に金融機関向けに展開

【時価総額】263億円

【売上】2,812百万円(2019年3月期)

【営業利益】866百万円(営業利益率30.7%)

【ROE】39.12%

注目すべきは業績指標で、営業利益率は30.7%の高水準、ROEに至っては39.12%と米国の優良企業並みの数字を誇ります。

また昨年末にはSBIファイナンシャルサービシーズと資本業務提携を行い、今後SBIグループおよび地域⾦融機関等へのサービス提供を強化していくとしています。

 

SBIと言えば直近「ひふみ投信」のレオスを子会社化したり、「高島屋」と業務提携するなど急激に事業を拡大させていますね。

この背景には今回取り上げたような口座開設数増加という追い風もあると思います。

元々高成長・好財務なのに加えて、SBIが波に乗ればダブルスタンダードもその恩恵にあずかれるのではという視点でこの株に注目しました。

【4436】ミンカブ・ジ・インフォノイド

次に紹介するのはミンカブ・ジ・インフォノイドという中二病的なネーミングセンスの会社です。

この会社は投資をやっている人なら知る人ぞ知る「株探」や「みんなの株式」を運営していることで有名ですね。

【企業概要】AI、クラウドインプットによる情報生成技術を活用した金融情報メディアやソリューションを提供

【時価総額】137億円

【売上】2,032百万円(2019年3月期)

【営業利益】256百万円(営業利益率30.7%)

【ROE】14.04%

2020年3月期予想の営業利益成長率は前期比+68%と高い成長率を誇ります。

直近はREIT情報ベンダーの企業やロボット投信の企業を子会社化したりと活発に事業拡大を行っていますね。

 

私がこの会社で注目しているのは何といってもメインである金融情報メディアの伸びです。

出典元:SimilarWeb

上記はそれぞれ株探、みんなの株式の合計訪問者の推移ですが、3月になって訪問者数が大きく増加していることが分かります。

これほどの大暴落だったので投資から退場する人も多いのではないかと懸念されましたが、結果的には口座開設数の増加も影響してより頻繁に投資情報が検索されていたようです。

来期計画についても売上高37~40億(前期比+37~48%)、営業利益6~9億(前期比+39~109%)となる見通しが会社から出ているので、比較的安心して保有できる銘柄だと思います。

まとめ

口座開設数増加のニュースに対する私の見解を紹介してきましたが、結局は投資は人によって毒にも薬にもなるということですね。

初心者の人がいきなり利益をあげられるほど投資の世界は甘くありません。

ただし決して利益は出せなくても今の相場を乗り切った経験は将来必ず活きてきます。

外出自粛と共に投資も今は我慢の時。決して無理をせず、自分のリスク許容範囲内で楽しみながらスキルアップしていきましょう!

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はるまき
年齢 : 30代前半 性別 : 男 職業 : IT企業勤務、日本株投資家、初心者ブロガー Love : 水泳、テニス、英語、投資に関すること 時は人生100歳時代!お金にまつわるあれこれを20代、30代の目線から真剣に考えていきたいと思います!