投資初心者向け

分散投資の最適な銘柄数は?行き過ぎた分散投資に注意!

「卵を一つのカゴに盛るな!分散投資が何よりも重要!!」

投資初心者向けの本や解説サイトにはこんなことが口酸っぱく書かれています。

分散投資が重要なのは分かったけど、具体的にどれぐらい分散すれば良いの?

こう思っている方も多いはず。

 

確かに分散投資自体は非常に重要な投資の概念なのですが、あまり調子に乗って分散投資しすぎると逆に非効率な投資になる可能性があります。

今回は分散投資に最適な銘柄数について解説したいと思います。

結論から言うと分散しても大体10銘柄ぐらいが適正です。その理由について紹介していきます。

この記事の内容

・分散投資は10銘柄に分散すれば十分

・10銘柄以上保有すべきでない理由

・10銘柄以内の制約に当てはまらない投資法

分散投資は10銘柄以内に抑えるべき理由

ここからはなぜ分散投資は10銘柄以内に抑えるべきなのか。その理由を解説していきます。

分散投資を行う前提として意識しておきたいのは、「分散投資は個別株のリスクを抑えるために行うもの」ということです。

分散投資によるメリットよりコストが上回る

分散投資自体はリスクを軽減するためになくてはならない投資手法です。

しかし銘柄数が10銘柄を超えてくると、徐々に分散投資によるメリットよりもそれにかかるコストが上回ってきます。

 

そもそも分散投資のメリットってなんでしょうか。それは個別銘柄要因で株価が暴落した際に、他の銘柄でそのマイナスを補うことが出来るという点です。

個別銘柄要因での暴落でよくあるのが「四半期決算や来期見通しが不調」、「何かしらの事件事故が発生して業界に打撃」というものですね。

大体これらの事象が発生した時は10%~20%ぐらい一気に株価が暴落します。

 

そんな時に1銘柄に集中投資していれば、総資産はその下落幅をもろに食らうことになりますね。そうならないためにも、資産を一極集中せず適度に複数銘柄に振り分けることが必要になります。

 

しかし、その分散投資によるメリットは銘柄数を増やせば増やすほど効果が薄れていきます。

ここでは極端に持ち株の一つが50%下落したとしましょう。以下のグラフは持ち株の一つが50%下落した時に、保有する銘柄数別に総資産への影響を表したものです。

当然ながら1銘柄しか保有していなかったときは総資産の下落幅は50%となり、大打撃を受けることになります。

それが2銘柄に分散していれば25%、5銘柄なら10%、10銘柄にさえ分散しておけば総資産への影響は5%の下落に留めることが出来ます。

この曲線は銘柄数を増やすほどなだらかになっていき、たとえ20銘柄に分散しようとも下落幅は2.5%と大した効果はありません。

 

一方で分散投資のコストの面ですが、個別銘柄を保有するということはそれだけ自分でメンテナンスする必要があるということです。

そのためには日々のニュースやチャート、四半期の決算に目を通す必要があり、銘柄数を増やせば増やすほどその負担は大きくなっていきます。

メンテナンスを怠って気付いたら塩漬け株を量産なんてことも…

そのコストと個別株要因のリスク軽減効果を比べると大体10銘柄ぐらいが最適である、というのが私の持論です。

平均点をとることが目的なら投資信託・ETFで十分

そもそも皆さんが分散投資をする目的は何でしょうか。

色々な理由があると思いますが、その中の一つに「めちゃくちゃ儲からなくて良いから、リスクを抑えて平均点を取りたい」というのもあると思います。

 

その考え方に対して私は個別株の分散投資よりも投資信託やETFの購入をおすすめします。

特にインデックス連動型の投資信託は日経平均や米国のS&Pに連動するように運用されているもので、それ一つに投資するだけで何千もの銘柄に分散投資することができます。

はるまきブログおすすめの投資信託

・eMAXIS Slim米国株式(S&P500)

・楽天・全米株式インデックス・ファンド(VTI)

・eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)

また「セクターごとに将来性を見極めて分散投資したい!」という方には、バンガードのETFもおすすめです。

出典:Vanguard 公式HP

バンガードには通信セクターからエネルギーセクターまで様々なETFが揃っているほか、高配当株やグロース株を集めたETFもあります。

リスクを抑えた分散投資がしたいという目的なら投資信託やETFで十分でしょう。

 

個別株投資をしている以上、目指すのは市場の平均点を上回る利回りです。(配当投資や優待投資は別ですが)

その目的であればやみくもに何十銘柄に分散投資するよりも、値上がりの期待できる数銘柄に絞って投資した方が合理的だと私は考えます。

リスクは資金管理で調整すべき

良く勘違いしている人も多いですが、分散投資で回避できるのは個別株要因やセクター要因のリスクだけです。

リスク資産である株式に投資している限り、ダウや日経平均全体の暴落に対しては集中投資も分散投資も等しくダメージを受けます。

 

投資のリスクに対しては銘柄数ではなく、資金管理を徹底することで調整すべきです。

常にフルポジで投資していると暴落が来た時に売るという選択肢しか選べません。投資は余裕資金のある状態で、下がれば買い増しぐらいの考え方でやる方がメンタル的にも健全ですね。

常に余裕を持ったポジションが成功への近道です!

【例外】銘柄数を多くした方が良いケース

基本的に分散投資でも銘柄数は10程度に抑えた方が良いですが、それにも例外があります。

以下の投資手法を実践する場合は、銘柄数に制限をかけず良い銘柄があればどんどん投資することをおすすめします。

銘柄数の分散が有効な投資手法

・高配当株投資

・株主優待狙いの投資

高配当株投資の場合は、保有株全体での高配当率維持が投資の目的になります。そのため一つ一つの個別株リスクを出来るだけ小さくするよう、複数の優良な高配当株に分散して投資することをお勧めします。

二つ目の株主優待について、ほとんどの企業が100株から株主優待を用意しており、100株だけ保有するのが優待利回りが一番高くなるケースが多いです。

そのため狙って分散投資するというよりも、優待狙いで投資していたら自然と何十銘柄も保有することになったという人も多いと思います。このケースも下手に銘柄数を制限するよりも、自分の欲しい株主優待があればガンガン投資することをおすすめします。

優待廃止リスクがあるかは常にチェックしないといけないけどね

まとめ

「分散投資は10銘柄ぐらいが適正」という考え方について紹介しました。

株をやっていると魅力的な企業がたくさんあり、ついつい沢山ポジションを持ってしまいがちです。銘柄分散をすれば一見リスク管理出来ているように見えますが、市場全体の下落には滅法弱いので注意が必要ですね。

文中でもありましたが、投資家が身に付けるべきは分散投資よりも資金管理です。

適切な資金管理さえできていれば退場することはなくなり、相場を続けている限りいずれ勝ちに向かっていきます。

投資は自分の許容リスク内で、長く続けることを目標に頑張りましょう!!

分散投資の銘柄数まとめ

・銘柄数が10を超えるとメリットよりコストが高くなる

・分散投資だけなら投資信託やETFがベスト

・リスクは資金管理でコントロールすべし

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はるまき
年齢 : 30代前半 性別 : 男 職業 : IT企業勤務、日本株投資家、初心者ブロガー Love : 水泳、テニス、英語、投資に関すること 時は人生100歳時代!お金にまつわるあれこれを20代、30代の目線から真剣に考えていきたいと思います!